ストローマンインプラント
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ストローマンインプラントとは、精密機械産業が盛んなスイスのバーゼルに本社があり、数あるインプラントメーカーの中で、世界シェアNo.1であり、全世界で500万人以上が治療を受けています。
また1974年に開発されたとても歴史の長いインプラントで、世界40ヶ国以上で使用されており、もっとも信頼されているインプラントの一つです。日本国内でも最大のシェアを誇っています。
ストローマン社と他のインプラントメーカーとの決定的な違いは徹底した学術主義であるということです。発表されるデータはユーザーの先生たちや大学の教官たちからなる、非営利団体ITI学会というインプラントの権威ある学会から提出されているということです。ストローマン社にとって有利とか不利だとかは関係なく、使っている先生方の中立のデータが豊富なのです。比べて他社のデータはメーカー側から提出されたもので、商業的都合も考えると信頼性に劣ると思われます。
各専門分野のエキスパートによって構成された営利を目的としない国際的学術研究団体である、ITI(International Team for Implantology)と、骨整形外科分野で40年余りの実績を持つスイスのストローマン(Straumann)研究所が共同で開発したインプラントで、品質管理の世界共通ルールであるISO9001の厳しい規格に適合し、その認証を得ており、専門のトレーニングを受けた歯科医師のみが取り扱いできる信頼性の高いインプラントです。
現在は、もともとのITIインプラントシステムという名称から、ストローマンインプラントシステムという名称に変更されていますが、製品や開発環境に変更はありません。
ストローマン独自のSLAアクティブサーフェイスという表面構造が手術後の5年、10年、20年という長期にわたる安定性が多くの研究により報告されています。インプラントメーカーは各社この表面性状の開発競争をしてきましたが、研究者の間ではこのSLAサーフェイスによってインプラント表面性状の開発は終わったのではないかとも言われているくらい完成度の高いものです。
また、短いインプラント体の植立が可能なため、顎の小さい日本人に適しており、手術時に神経や血管を傷つける危険性が少なく安全です。また、基本的に手術が一回だけなので負担も少なくて済みます。
SLAのコンセプトをもとに新しく開発されたのがSLActive(エスエルアクティブ)です。SLActiveのインプラント体は、製造から輸送、保管、実際のオペまで生理食塩水に浸した状態で管理します。そのためインプラント体が直接空気に触れることなく埋入できることから、従来より血液がからみやすくなり、より高い周辺組織の親和性を得ることができます。
その結果、インプラントが埋め込まれてから最短3~4週間(従来は3〜6ヶ月)で顎の骨に結合するので治療期間が大幅に短縮可能となりました。治療時間の短縮は、患者様の負担軽減だけでなく、最も重要な治療初期段階においてインプラントの安定性、予知性を高めることにつながります。純チタン製で他のインプラントに比べて治療期間が短くて済みます。
過去に世界で500万人以上の患者さんに1000万本以上のストローマンインプラントが埋入され、高い成功率が報告されています。現在では年間100万人もの患者さんに使用されるまでになりました。
また近年、世界のインプラント市場でナンバー1のシェアとなりました。多くの歯科医師の支持を得ていると考えられます。特に2012年あたり日本ではインプラントトラブルの報道が多くされインプラント市場ショックのなか、他のメーカーから歯科医師が乗りかえています。アメリカでも急激に伸びていると聞いています。
また、あまりに会社規模の小さいところは淘汰されると部品の調達ができないことが考えられますが、その心配はしなくてよさそうです。
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